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Old Quadrangle and Law School

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2014年12月21日(日)
旧中庭建物と旧法学部
Old Quadrangle and Law School
メルボルン大学 Melbourne University
カールトン Carlton
メルボルン Melbourne
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メルボルン大学の最古の建物は、大学の中央に位置している中庭建物と法学部である。メルボルン大学発祥の地とも云える建物は英国の名門大学をモデルとしている。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE スポット測光 1/4000 F3.5 ISO感度 200 オート 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2014年1月14日7:21 板屋雅博撮影

 メルボルン大学は1853年に開設されたが、旧中庭建物と旧法学部は最古の建物であり、1854年から1857年にかけて建設された。建築コンペが行われ、FM Whiteが一等に入選した。この中庭建物(クアドラングル)は、西棟と東棟と礼拝堂で構成されていた。建物は1857年に完成したが、建築家ホワイトのデザインは結局、一部で採用されただけであった。1873年から1875年にかけて北側に追加建物アネックスが建てられたが、作風から当時の最も有名なリード&バーンズ建築事務所(Joseph Reed and Frederick Barnes)の設計と見られる。
この時期までは全ての建材はタスマニアのホバートで取れるフリーストーンを使用していた。
メルボルン大学の最初の建物となった西棟と東棟は講義室と最初の教授と家族の住居であった。最初の教授は学部長でありかつ司祭であったWilliam Hearnである。


 北棟が図書館、ミュージアム、講義室があった。
西棟と東棟の南側への延長棟がメルボルン大学の建築家 Gawler and Drummond.が設計して1930年に建設された。法学部や他の学部もクアドラングルに最初はあった。法学部の教室がクアドラングルの大半を使用するようになり、他の学部は大学の敷地内に建築されて移動した。南棟は大学のスタッフ建築家Rae Featherstoneが設計して1970年に建築された。南棟の建築によりクアドラングルは当初のホワイトの設計が完成したことになる。

クアドラングルは英国の伝統大学オックスフォードやケンブリッジ大学をモデルとしており、中庭を中心として構成、礼拝堂、ゴシックリバイバル様式などは大きな影響を受けた。


 法学部の最初の頃の授業は特定の講義室を指定されていなかった。法学部の講義は数学や自然科学の講義室で主に行われた。法学部が指定講義室を持ったのは1873年であった。この部屋は現在、学部長の部屋になっており、講義も継続している。当時の法学部の学生は、メルボルンシティで働きながら勉強をする学生が多かった。そのような学生の為に、法学部は1884年頃はシティのウィリアム通りにある最高裁判所の場所でいくつかの講座を行っていた。



 

メルボルン大学 旧中庭建物と旧法学部
Old Quadrangle and Law School (Melbourne University
住所:メルボルン大学パークビル
建築年:1854年ー1857年
建築期:ビクトリアン
建築様式:ゴシックリバイバル
建築家:FM White
建設用途:教育 大学
現在の用途:教育 大学

Onmydoorstel

メルボルン大学


 

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