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ボール&ウェルチ百貨店 Ball and Welch Department Store

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2018年1月21日(月)
ボールandウェルチ百貨店
Ball and Welch Department Store
フリンダース通り Flinders Street
メルボルン Melbourne
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ボールandウェルチ百貨店はかつてメルボルン最大の百貨店のひとつであった。地方都市からスタートして1960年代に最盛期を迎えて全ての商品を販売する百貨店として繁盛したが、1870年代に買収されて閉店した。

影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/320 F8.0 ISO感度 100 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2017年1月16日9:18 板屋雅博撮影

ボールandウェルチ百貨店
Ball and Welch Department Store
住所:172-192 Flinders Street
建築:1898年ー1899年
建築様式:シカゴ派 Chicagoesque style
建築期:ビクトリアン
最上階の2階と屋根部分は1980年代に追加建築された。
建築家:Reed Smart & Tappin
H.W & F.B Tompkins
建築目的:デパート 百貨店
現在の用途:事務所

Charles Ballと甥のW.H. Welchは共にオーストラリアンフットボール、エッセンドンの元選手。

Walking Melbourne

wikipedia

  最初は布地のビジネスでありチャールズ・ボール( Charles Ball)と甥のW.H. Wecによって1850年代に設立された。会社の最初の店舗は、ボーガン・スプリングス(Vaughan Springs)、フォレスト・クリーク( Forest Creek)のゴールズ・フィールド(Goldfields)でオープンした。次の店舗は、近くのキャッスルメイン(Castlemaine.)で1882年にオープン。1874年にはメルボルンのカールトンに3階建の大きな店舗がオープン。ファラデイ、ドラモンド、ユニバーシティ通りに面していた。



 フリンダース通り180番地にデパートメントストアが1889年に完成した。設計は Reed Smart & Tappin事務所でアメリカン・ロマネスク様式であった。1911年に隣の商業旅行者クラブビルを買収して更に拡大した。ボールandウェルチ百貨店は、このブロックの3分の2を占め、フリンダース通りからフリンダースレーンまでの巨大なデパートであった。
カールトンの店舗は、倉庫として使用されたが、1928年に部分的に火災で焼失した。フリンダース通り店は、ネオンサイン広告を出したメルボルンで最初のお店であった。ネオンサインは、ダンデノン丘陵からも見えたと云われている。シドニー店は、1913年から1924年まで操業し、キャッスルメイン店は1941年に閉店した。1960年代には郊外店を出店し、フランクストン、キャンバーウェルやイーストランド、サウスランドのショッピングセンターに出店した。


 ボールandウェルチ土産物店をメルボルン国際空港の隣のエッセンドンターミナルに出店した。 最盛期には、ボールandウェルチ百貨店は、メルボルン最大の家庭用衣料品店であり、全ての品物を取り扱っていた。レース生地の販売担当者だけで26名の専門員がいた。高所得者層のデパートであったジョージス百貨店がボールandウェルチ百貨店を1970年に買収したが、フリンダース通り店は1976年に販売不振により閉店した。そのご、1970年代にフリンダース・フェア・ショッピングセンターとしてリニューアルされた。その後、内部は駐車場になったが、ボールandウェルチ百貨店と隣の商業旅行者クラブビル(Commercial Travellers' Club)の正面ファサードは保存されている。

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