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ボルテ橋 Bolte Bridge

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2018年5月6日(日)
ボルテ橋 Bolte Bridge
ドックランズ Docklands
メルボルン Melbourne 
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ドックランズのヤラエッジからヤラ川沿いに西へ数百m行くと、ボルテ橋の真下に到着する。カンチレバー式ガーター橋としては豪州最長の橋である。ビクトリア州元首相のヘンリーボルテに由来する。

撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先優先AE 評価測光 絞り9.0 1/250秒 ISO感度100 露出補正 オート JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2018年1月14日 19:25

 ボルテ橋は、中央分割2連カンチレバー構造橋である。カンチレバーは、一端が固定端、他端が自由端とされた構造体(特に梁)である。オーストラリアで最長の橋でドックランズでヤラ川にかかっている。有料のシティ・リンク都市高速道路網にあり、メルボルン空港へ向かうタラマリンフリーウェイへとリンクしている。北部サバーブ方面へのウェストゲートフリーウェイへもリンクしており、ドメイントンネル、バーンリートンネルで南東部サバーブ方面へ向かうモナッシュフリーウェイへもリンクしている。

 デントン・コーカー・マーシャル社がデザインを担当し、施主は、トランスアーバン社であり、建設会社は、ボールダーストーン・ホーニブルック社(Baulderstone Hornibrook)、建設は、1996年から1999年までかかり、建設費は、7500万ドルであった。ジェフケネット元ビクトリア州首相によって名付けられた。サー・ヘンリー・ボルテ(Henry Bolte)は、元ビクトリア州首相でウェストゲート、モナッシュ、タラマリンの各フリーウェイ建設が計画され、完成したのは、ボルテ政権の時であった。トランスアーバン社シティーリンク都市高速を所有する私企業である。

Denton Corker Marshall

Transurban

Sir Henry Bolte

 ボルテ橋は。オーストラリアで最大のバランス・カンチレバー式箱形ガーダー橋(situ box girder bridge)である。橋の上部構造は、ふたつの独立した橋を結合している。それぞれの橋は、高さも微妙に違って設計してあり、プレストレスト・コンクリート (英語: prestressed concrete) (あらかじめ圧縮応力を加えられたコンクリート)製箱形ガーター構造である。つたつの橋の間は、1.5mが設けられている。

カンチレバー構造

ガーダー橋

プレストレスト・コンクリート (prestressed concrete)

  ボルテ橋中央部にある2本の140mの銀色のタワーが特徴的である。ふたつのタワーは設計者によって美的感覚の為に設置されたものであり、橋の構造には連結されてなく、構造的な意味はない。タワーは宙空になっており、上部へ通じる階段があり、頂上部には出入り口ハッチがある。

オーストラリアで同様の構造をした橋としては、ブリスベンのゲートウェイブリッジ、シドニー北部、ゴスフォードのムーニー・ムーニー橋がある。



 ボルテ橋 (Bolte Bridge)
Bolteの名前は、ビクトリア州元首相のヘンリーボルテ(Sir Henry Bolte)から名付けられた。
建築年;1999年8月16日
建築;Denton Corker Marshall
建設会社:ボールダーストーン・ホーニブルック社(Baulderstone Hornibrook)
施主:トランスアーバン社
建設費:7500万ドル
全長:490m 最長橋げた:173m
幅:15.35m 
最大下部高さ:25m
車線:片側4車線、合計8車線
構造:片持梁(Cantilever)
Crosses:ヤラ川


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