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ロイヤルビクトリア盲人学校 RVIB

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2013年11月14日(木)
ロイヤル・ビクトリア・盲人学校
Royal Victorian Institute For The Blind(RVIB)
セントキルダ通りSt Kilda Street
メルボルン Melbourne
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セントキルダ通りにある盲人養護施設学校(The Victorian Asylum and School for the Blind)は、オーストラリアで初めての盲人の為の学校であり組織であった。すぐ近くにあるビクトリアろう唖カレッジと共にオーストラリアの福祉施設の中核をになった。いずれも設計はCrouch and Wilsonであり素晴らしい建築である。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/400 F7.1 ISO感度 100 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2013年1月17日17:51 板屋雅博撮影

  メルボルンの盲人養護施設学校(The Victorian Asylum and School for the Blind)は、1866年に設立された。1891年に ロイヤル・ビクトリア・盲人学校(Royal Victorian Institute For The Blind)に改名された。1868年に寄宿制の学校が建設され、120名の子供たちと大人が入学した。キリスト教会の後押しにより盲人の人々を社会の普通のメンバーとして迎え入れることを目的としていた。この種の盲人用施設としてはオーストラリアでは最初の施設であった。盲人学校のオーモンドホール(Ormond Hall for the Blind)は、慈善事業家のフランシス・オーモンドに由来する。モーブレー通りに1891年にNathaniel Billing & Sonの設計で建築され、主に授業と娯楽用に使用された。広大な2階建てのレンガ造りの工場が最初の建物の東側に1922年-1926年に建設されたが、1990年代に解体された。初期の1階建石造りの建物が北側のはずれにあったが、1926年に工場スペースとして拡張された。



  ロイヤル・ビクトリア・盲人学校
Royal Victorian Institute For The Blind
住所:557-563 St Kilda Road, 1-23 Moubray Street Melbourne
建築年:1868年
建築様式:ゴシックリバイバル Gothic Revival
設計: Crouch and Wilson
建材:ブルーストーン
訓練用ワークショップが続いて建設され、1872年にマクファーソン館が建設された。設計は、Crouch and Wilson。生徒たちが製作した籠、ネット、ほうき、マットなどを展示した。セントキルダ通りに面した建物からは、ある程度離れて建設されている。隣接するビクトリアろう唖カレッジVictorian College for the Deafも同じようにセットバックしている。聾唖カレッジもCrouch and Wilsonのデザインである。セントキルダ通りに対して入り口は斜め作ってあり、学校入り口までのエルムの木々が生える小道は湾曲している。これも学校の視覚的な重要な要素となっている。



 更にふたつのレンガ造りの建物が1938年に工場スペースを拡張するために建設された。ビクトリア州公共建設局のJ D McLean が新しい工場を設計している。メルボルンには連邦航空会社(Commonwealth Aircraft Corporation)が製造する多くのプレハブの建物が建設され、マイヤーデパートで販売されたが、そのひとつが1947年から1953年にかけて敷地内に設置された。




オーモンドホール Ormond Hall for the Blind
メルボルンの第一級娯楽ホールとして文化遺産の建物。1891年に建設され音楽ホールとしても使用された。RVIBによって運営されている。1922年に大幅な模様替えが行われた。新しいダンスフロアが建設された。内装は、当時流行のアールデコ調が採用された。メルボルンの有名女優で貴族に列せられたデーム(称号)、ネリー・メルバも上演している。隣りには、メルボルン最大のビアホール、ビレッジ・メルボルンがある。
設備
グラン・アールデコホール:Grand Art Deco Hall
最新鋭の音響、ライティングシステム
バーラウンジと窓際客席
バルコニー客席


ロイヤル・ビクトリア・盲人学校は、オーストラリア
で初めて設立され、盲人の福祉に果たしたパイオニアとして非常に重要である。
盲人学校の設立は、1850年代から1860年代のゴールドラッシュ期のメルボルン社会に溢れた自信の表れのひとつでもあった。
同時期にメルボルンの多くの教育、健康、社会福祉施設が建設されたが、これは恵まれない人々を助けたいとする市民の要望によるものであった。
RVIBは、2004年に他州の盲人組織と合併してビジョンオーストラリアになった。


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