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ICI ハウス ICI House

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メルボルンの建築物1950-59

ジョセフ・リード事務所

スプリング通り


2019年3月17日(日)
ICI ハウス 
イーストメルボルン
East Melbourne
メルボルン Melbourne
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ICIハウスは、豪州初のインターナショナル様式の摩天楼建物で1858年の建築当時は豪州で一番高い高層ビルであった。 ICIハウスは、1950年代に世界の建築業界にメルボルンの地位を世界のリーダーとして確立させた画期的な建築物である。欧米で潮流となっていたモダニズム建築であり、メルボルンの建築における先進性を世界に示した最新鋭の建築物である。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/400 絞り6.3 ISO感度 200 オート 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2019年1月19日17:54 板屋雅博撮影

当時の世界の建築界をリードしたのは、アメリカNYのスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(SOM:Skidmore, Owings & Merrill)建築事務所や、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)、ヴァルター・グロピウス(Walter Adolph Georg Gropius)、ル・コルビュジエ(Le Corbusier)などの巨匠によるモダニズムであり、その影響を強く反映している。メルボルンの建築技術は、欧米の最新の設計思想を実現できる高いレベルであった。詳細装飾や均等性、透き通ったガラスを嵌めた非耐力壁、コンクリートの革新的な使用、構造桁材や床に於けるプレキャストで作った強化ユニットなどの最新技術がICIハウスに使用された。

がっしりしたタワーの全面にガラス張りの事務所スペースは、先進性があり、海外での同様の建物より早い時期に建設された。ICIビルは、完成した1958年11月から1961年までは、豪州で一番高い建物であった。ロンズデール通りが終わる5差路に面して、メルボルンシティの東の丘イースタンヒルの高台の上に立地する高層ビルであるICIビルは当時のランドマークタワーとなった。メルボルン市の都市計画の中でも重要なポイントであった。先進性、モダニズム、効率性、メルボルンの建築業の実力などを示しており、その後の豪州都市部の外観を変えた最初の建築物である。

 ICIビルは、それまでのビクトリア州での高さ規制132ft(40.2m)の2倍の高さであり、その設計は、統一建築規制の下で認められた。建ぺい率(敷地面積に対する建築面積)関する規制が適用された。その後のメルボルンシティ地区の高層ビルの建築基準の先例となった。戦後の建築物でVHRに登録された初めての建物であり、他には数少ない。

建築家のサー・オズボーン・マクカチェオンは、米国で始まったオールガラス、高層ビル(代表例:国連ビル)をモデルとして設計した。詳細設計は、パートナーのDouglas Gardiner




 ICI House  現在は、 Orica House
住所:4 Nicholson Street EAST MELBOURNE
建築年:1955−1958年 (昭和30年ー33年)
設計:Bates Smart McCutcheon
建築用途:事務所
現在の用途:事務所
高さ:81m
階数:19階
建築年代:1950年代
建築様式:インターナショナル
number of floors : 20

Wikipedia  VHD  Walking Melboure

SOM 東京ミッドタウン

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