2015年4月20日(水)
チャールズ・リーズ・エンポリウム
Charles Reads Emporium
プラーン Prahran
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map
チャールズリーズ百貨店はチャペル通りとコマーシャル通りの交差点に立っていてその威容を誇る。オーナーのチャールズムーアは豪州のデパート王として知られる人物である。
撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/400 F3.5 ISO感度 100 太陽光 露出補正 +1/3
JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM/
2014年1月12日13:16 板屋雅博撮影
チャールズ・リーズ・エンポリウム
Charles Reads Emporium チャペル通りとコマーシャル通りの交差点
住所:325 Chapel Street PRAHRAN
建築年:1914年
建築用途:商用 デパートメントストア
現在の用途:アパートメント
階数:7階
建築期:エドワーディアン
建築様式:パラッティオ
施主:Charles MooreとJacob Read
屋上にある銅で表面を覆われたふたつのドームの上部に設置されたツインの信号灯は、かつて数キロメーターも離れた場所からも灯台のように見えたが、現在は稼働していない。1970年代までは、ムーアズの名前でデパートメントストアとして運営された。1980年代には下層階は一般店舗が入居する
現在の形になり、プランセントラル(Pran Central)と名付けられた。2005年に上層部は最新鋭のアパートメントに変更された。現在は州遺産となった。
チャペル通りとコマーシャル通りの交差点にはかつて2階建てのロイズ プラーンホテル(Loyer's Prahran Hotel)があった。1886年にチャペル通りに面して南側(現在、空間となっている場所)にJacob
Readが最初の大型デパート、チャールズ リーズストア(Charles Read's Stores)を建設した。長い間、チャールズ リーズとして親しまれていたが、1902年にムーア一族によって買い取られた。1905年5月にはロイヤル郵便蒸気船オリザバ号(Royal
Mail Steamer Orizaba)救済のためのセール表示するための大きな広告塔が配達用ワゴン車に取り付けられたことが記録されている。
チャールズ リーズストアを引き継いでチャペル通りの好況時に建設された当時としては巨大なデパートも当初はリーズストアと呼ばれ、プラーンやサウスヤラのどこからでも良く見えた。特に屋上にあるふたつのツインドームはランドマークであった。
1階部分は1970年代にかなり変更を加えられた。それ以外は建設当時の象徴的なフェデレーション期フリースタイル様式を残している。
1902年にムーア一族の所有となった以降もその後75年もの間、チャールズ・ムーア・リード会社(Charles Moore Read Co.)がチャペル通りで最も大きなデパートのひとつとして経営してきた。時代の変化に合わせて新しいビジネスを取り入れ大がかりな投資を実行して経営を継続してきた。1960年にはチャールズ・ムーア・リード社はチャペル通り店に10万ポンドの投資をすると発表した。
複数のエスカレーターの設置や、正面ファサードの変更、中二階の設置などが含まれた。その年に経営上の大きな問題が発生した。同年10月、ライバルのチャドストーンショッピングセンターがオープンしたのだ。郊外型のSCの出現はチャペル通りの大型デパートの滅亡の前兆となった。
チャールズムーアは南豪州のデパート王である。ムーアは1853年にアイルランドで生まれ1881年にアデレードに移民してきた。1884年に最初の店舗をアデレードにオープンした。1898年には巨大なコロッセウム・デパートメントストアをオープンした。その後、大型デパートを次々とアデレード、パースなどにオープンした。1900年頃にムーアと家族はメルボルンへ居を移した。チャールズムーアはメルボルンでもデパート王として成功したあと、チャールズ
リーズストアが完成2年後の1916年に他界した。ムーアの最大の成功はアデレードのMoore's on the Squareとメルボルンのリーズと云われている。チャールズムーアはチャペル通りのチャールズ・ムーアストアのオーナーであり代表パートナーであった。ムーアのパートナー、ジェイコブリーズ(Jacob
Read)が1910年に他界した後は、唯一の代表となった。リーズデパートは豪州のサバーブでパデパートとしては最大のものであった。
Walking Melbourne
Forum
Charles Moore(Wikipedia)
Walker
Prahran Hotel and Read's first store
このページのトップへ
|