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フレミントン地区

 AJマクドナルド

Flemington Court House フレミントン裁判所、警察署、留置所

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2016年3月31日(木)
フレミントン裁判所、警察署、留置所
Flemington Court House
ニューマーケット Newmarket
メルボルン Melbourne
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ニューマケットの駅から徒歩10分ほどの場所にフレミントン裁判所、警察署、留置所の3つの建物がある。近くにはフレミントン郵便局も含めてビクトリア植民地政府公共建設局の建築家AJ MacDonaldの設計である。

撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF9.0 1/160秒 ISO感度 100 露出補正 太陽光 JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM  2016年1月23日16:14 板屋雅博 撮影

フレミントン裁判所はふたつの通りが斜めに交差する三角形交差点の角地に位置し、隣に警察署と留置所がある。フレミントン裁判所は赤レンガの建物で丸屋根のドームのタワー、薄板スレート拭きの屋根、アーチ形をした石灰岩製で内部へ埋め込まれたような開口部を持つ。石灰岩質のアーチ形をした持ち送り積み構造が表のエントランスの上にかかる段階状の切り妻壁にかかっている。
正面エントランスは複数のアーチを組み合わせた扉の上部に教会のようなローズウィンドウを配置しており、三角形の低い壁で囲まれたテラスを経由して中へ入るように出来ている。そのテラスはふたつの道路の交差する三角地をうまく利用している。



 基本設計は詳細設計や装飾的効果も念頭に入れながら、円筒形と段階状、アーチ形状を強く意識して取り入れている。内部の天井の詳細装飾がそれを証明している。インテリアの布地素材は、隠されてしまったか又は新しいものに置き換えられてはいるが、建築当時のレイアウトや裁判室のスペースと控室は見事に復元されている。
独特形状をしたのユニークな丸屋根ドームを持つタワーの内部は建築当時のままに保存されており、階段のてすり部分や装飾された壁や建具類などもきれいな状態で残っている。



 フレミントン裁判所
Flemington Court House
住所: 住所:28 Wellington Street Flemington, , Moonee Valley City
建築年:1889−1890
建築様式:建築様式:イタリアン・ビザンチン様式(Italian Byzantine)とロンバルディック・ロマネスク(Lombardic Romanesque)様式の折衷様式
設計:AJ MacDonald
監修:J T Kelleher
公共建設局東方地区(Public Works Department Eastern District)

 フレミントン郵便局(メルボルン百景)

 フレミントン裁判所はこの地域の犯罪裁判や市民紛争の履歴を同様に出生記録と死亡記録を残している。フレミントン裁判所はこの地区の公共建築物、特に隣の警察署や留置所、近くのウェリントン通りにある郵便局などに関連性を持ち、またビクトリア、特にフレミントンの住民の去就と重要な関連性を持っている。公共建設局、A.J. Macdonald はビクトリアの幾多の重要な建物を設計しているがその代表例のひとつである。煉瓦と石灰岩の力図良い使用と詳細に渡った装飾がうまくマッチしている。

フレミントン警察署は1890年の建設であり、留置所は1891年の建設である。隣の裁判所と共に美しい風景となっている。すべてがビクトリア公共建築局のAJ McDonaldの設計、JT Kelleherの監修である。現在も警察署として使用されている。警察署と留置所は建設当時から変わらぬ状態の良さを保っている。この時期の公共建築局では建築様式の争い(battle of styles)と呼ばれたが、 A J McDonaldは折衷様式で最高の建築物を残している。フレミントン警察署と留置所はフレミントンに残る19世紀の街並みに重要な彩を与えている

フレミントン裁判所 (Onmydoorstep)

フレミントン警察署と留置所(Onmydoorstep)

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