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オーストラリアン・オープン 2011

バーナード トミック Bernard Tomic

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2011年7月3日(日)
バーナード トミック
Bernard Tomic
フランス France
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ウィンブルドン全英オープンテニスも男子決勝を残すのみとなったが、オーストラリアの期待の星。18歳のバーナード・トミックがベスト8まで勝ち進み、オーストラリアでは大いに話題になった。来年の全豪オープンでは優勝も夢ではない。


撮影データ Canon EOS-1D Mark III
シャッター優先AE AIサーボAF 評価測光 1/800 絞りF6.3 ISO感度 320 露出補正 ホワイトバランス くもり JPG レンズ EF 400mm f/2.8L 撮影 板屋雅博

トミックは、レイトン・ヒューイットの後継者と騒がれているオーストラリア期待の星。
クインズランド州ゴールドコースト出身。1992年10月生まれ。18歳。生まれはドイル。父はクロアチア人。母はボスニア人。
2008年にオーストラリアンオープンでジュニアチャンピオンになり注目を集めた。15歳でのジュニアチャンピオンは、オーストラリアンオープン史上最年少。
現在の世界ランキングは、158位。

レイトン・ヒューイットを凌ぐと言われる逸材も、これまでは世界の舞台ではほとんど活躍が出来なかった。今回のウィンブルドンでは目を見張る活躍を残した。

 
世界ランキング100位以下は、ワイルドカード(主催者推薦)がないと余選からのスタートを強いられる。
2011年ウィンブルドンでは、トミックは予選の3戦を勝ち上がった。

本戦の第一ラウンドの相手は、世界トップ選手のひとり第28シードのロシアのニコライダビデンコ(Nikolay Davydenko)を7−5、6−3、7−5のストレート勝ち。
第二ラウンドでは、ロシアのイゴール・アンドレエフ(Igor Andreev)をフルセットの上で破った。この試合では先に2セットを連取されながら、逆に3セットを連取するという精神力を見せた。第三ラウンドでは、第五シードで優勝候補の一角、スウェーデンのロビン・セーデリング6−1、6−4、7−5の一方的な3セット連取で粉砕した。

第4ラウンド(ベスト16)では、ベルギーのグザビエ・マリスに6−1、7−5、6−4の3セット連取で、完勝。
ついに準準決勝(ベスト)まで進出。
相手は、2011年全豪オープンの優勝者で現在、世界ランク第二位のセルビアのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)。
2−6、6−3、3−6、5−7とジョコビッチを追い詰めた。
ウィンブルドンでベスト8の経験は、これからのトミックの大きな経験と実績となった。

 
ヒューイットから11歳も年下になるが、トミックは、ヒューイットの後継者とマスコミでも度々表現されているが、国民的英雄のヒューイットに比べ、トミックのマスコミへの登場は各段に少ない。 昨年のウィンブルドンの際に、ヒューイットからトミックへ練習の提案があったが、トミックが何らかの理由で断った。これがマスコミに漏れて、トミックとヒューイットの間に何らかの確執があるのではないかと、ゴシップ好きな新聞で話題になった。

トミックは、「ブタ・インフルにかかったことが原因。ヒューイットにうつるとまずいので遠慮した。感染していることが広まったら僕自身が困るので、ヒューイットにも云えなかった」とオーストラリアン・オープンのスタート・セレモニーで語った。ジョークじゃないかと錯覚するほどのひどい言い訳だ。
ヒューイットは、「特に騒ぐほどのことじゃない。静かにしていればいいこと。変な言い訳は、テニス・オーストラリア幹部の入れ知恵じゃないか」と語っている。
この程度のことがメルボルンの一般新聞「ジ・エイジ」の話題として取り上げられるのは、やはりトミックが注目の人であることを示している。

ウィンブルドン公式Web

Wikipedia

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