2007年11月21日(水)
シティとヤラ川、フットブリッジ
メルボルン Melbourne
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天気予報通りの雨となりました。今朝未明から激しく降り始めました。普通は長くても2時間ほどで降り止みますが、午前中一杯降りました。午後には小雨となりましたが、結局、夕方暗くなるまで降っていました。気温も16℃ほどでこれも予報どおりで昨日の半分ほどでした。
昨年の今日2006年11月21日(スペンサー橋)
プリンセス橋からヤラ川を下流(西方面)を見たところ。
今週末11月24日(土)、豪州連邦の総選挙が行われます。現在の自由党ジョンハワード首相(John
Haward)政権から、労働党ケビンラッド(Kevin Rudd)政権に変る可能性がある重要な選挙です。豪州連邦政府は、上院(定員76名)と下院(定員150人)の2院制です。連邦政府首相は、下院与党党首が就任します。豪州には3つの主な政党があります。自由党(Liberal
Party)、自由党と現在連立政権を組んでいる国民党(National Party)、労働党(Australian
Labour Party)です。現在のジョンハワード首相は、第25代目です。1996年3月に労働党から政権を奪取してから11年間、4回の選挙を経て、首相の座にいます。Sir
Robert Menziesの16年間に続いて史上第二位の在任期間です。
豪州首相ジョンハワード
豪州政府首相公式Web
今回、政権を奪取すると見られている豪州労働党は1891年に設立されています。1850年代に豪州で始った8時間労働運動が原点にあります。(トレードホール参照)8時間労働は、英国など欧州で始った運動ですが、メルボルンで世界で始めて成立しました。古いしがらみがない新世界である豪州で成立できたのです。豪州労働党はその流れを汲む世界でも最もリベラルな労働党です。豪州では最も古い政党で、1901年の豪州連邦成立の際には既に有力政党で1904年に初めて政権を奪取しています。現在の豪州各州(ビクトリア、NSW、クイーンズランド、南豪州、西豪州、タスマニアの州首相は全員が豪州労働党です。
右側は、リアルトタワー(展望台)
豪州自由党は、第二次世界大戦の戦時中の1943年に統一豪州党を改変する形で成立しました。
自由党は、原則的には保守党ですが、ハワード政権は、改革主義を取っています。親英米を基軸とした外交政策を取っています。労働党の政策も大きな違いはありません。ハワード政権は、京都議定書の批准を拒否していますが、ケビンラッド政権では批准する可能性があります。またイラク、アフガン派兵にも多少の変更が加えられる可能性があります。
豪日基金web
豪州自由党公式Web
左側は、サウスゲート地区
今日の雨で多少は、水源の水が確保されたことを望みます。
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