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２００７年６月２９日（金）１７時半
Hopetoun Tea Rooms
ブロックアーケード Block Arcade
メルボルン Melbourne
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今日は早朝から冷え込みました。７度くらいでした。昼間もあまり気温は上がらず、真冬のコートや厚手のセーターを着込んだ人が目立ちました。それでも金曜日の夜です。シティにはたくさんの人が週末の夜をたのしみに集まってきています。
セール情報に見入るふたり。
昨年の今日 ２００６年６月２９日 (フラッグスタッフ公園のポッサム）
ブロックアーケードは、１８９１年から１８９３年にかけて建設されています。設計は、David
C. Askewです。イタリア ミラノのビットリア ギャラリア(Galleria Vittorio
Emanuele) をモチーフにして作られました。
Milanostyle
Breat Building
ブロックアーケードの由来ですが、"Doing the Block" コリンズ通りのこの地区（Block)を歩いて見て回ろうということわざから来ています。
ブロックアーケードは、ゴールドラッシュで得た資金をふんだんにつぎ込んだメルボルンが誇るビクトリア期の傑作建築です。建築様式は、イタリアのManneristを踏襲しています。床の複雑なモザイクは、豪州で最大規模です。
David C. Askewの作品は、メルボルンには多くは残っていません。代表作品Stalbridge
Chambers 435-443 Little Collins Street
Netherby 8 Queens Road
ブロックアーケードを含めて１８９０年の初頭に建築されています。
天井の飾りアーチも素晴らしい傑作です。コリンズ側の入り口（最後の画像）の天井のデザインは、１９０７年に作られたものです。
Hopetoun Tea Rooms
メルボルンで最も古い由緒あるカフェです。１８９２年の設立ですので、１１０年以上の歴史を誇っています。当時は、英国式に紅茶が主流だったことを名前から知ることができます。Hopetounは、John
Louis Hopetounの奥さん、Lady Hopetounに由来します。John Hopetounは、１８８９年に英国植民地ビクトリア州の総督としてメルボルンに赴任しています。Lady
Hopetounは、１８９２年にビクトリア州女性労働者協会を組織しました。当時、総督の妻の権勢を使って、出来たばかりの豪華絢爛たるこのアーケードの入り口近くの一等地に同協会のティールームを作ったのです。Lady
Hopetounは、傲慢で横柄な女性だったそうです。１８９５年に任期が終わったJohn
Hopetounは、メルボルンを離任します。そして１９０７年にビクトリア州女性労働者協会は、解散しました。
名物は、英国式の紅茶です。
English Brakfast (スリランカ、インドのブレンド）
Earl Gray（１８３０年代の英国首相アールグレイが好んだとされる本物のブレンドを使っています。）
Hopetoun Blend (インド ヒマラヤ地方の農園のダージリン）
ケーキ、各種のパン、サラダ、サンドイッチなど。１２時ー１４時は、混んでますので、最低料金は＄７／人。
アールグレイは、１８３０年から１８３４年まで英国首相でした。次の首相がメルボルンの名前の由来のViscount
Melbourneです。任期は、１８３４年７月から同年１１月まで。
The Age
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