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マーベラス

2021年4月10日(日)(responsive版)
センタープレイス
Centre Place
マーベラス・メルボルン21年6月号No53
メルボルンの都市計画(1149字)
メルボルン
この場所の地図(Googole Map)

メルボルンの名前は、当時の英国メルボルン首相に由来し、シドニーのNSW植民地リチャード・バーク総督によって命名され、ビクトリア・ポートフィリップ地区ヤラ川の北側の居住地として、1837年3月29日付けで英国の官報に記載された。

撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF2.8 1/125秒 ISO感度 400 露出補正 オート JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM 2012年3月16日14:16 板屋雅博 撮影

メルボルン市内の通りは、1837年にロバートホドル植民地政府監督官によって設計されホドルグリッドと呼ばれた。屈折したヤラ川や土地の起伏の関係で、正確な東西南北方向に対して8度の傾斜を持っている。
ホドルは、バットマンヒル(現サザンクロス駅周辺)をシティの西端と定めメルボルンの測量基準点とした。

 ホドルの測量地図は1837年3月25日に完成し、バーク総督によってメルボルン都心部CBDグリッドプランは承認された。
当時の距離の測り方は、チェーンを巻尺代わりに使い、1チェーンは、20mであった。ホドルは、メルボルンの大通りストリートを1.5チェーン(30m)、リトルストリートと呼ばれる小さな通りを0.5チェーンとした。フリンダース、コリンズ、バーク、ロンズデールの各通りは幅が30mの大通りでありで、小さな通りであるリトルフリンダース(現フリンダースレーン)、リトルコリンズ、リトルバーク、リトルロンズデールは、幅が10mである。

メインのストリート通りは一般の人が通る道とし、幅が狭いリトルストリート通りは、東西方向の通り抜けられる大通りに沿って、業者用の通りとするとバーク総督の指示があった。物流と消費活動をはっきりと分ける近代的な都市設計プランである。
その後、交通量が増したために、リトルストリートは、1940年代から市政府がリトル通りに沿った土地を購入し、歩道を2m広げられて、建築物は再開発された。
ストリートの個別名称は、1839年頃に名付けられた。

 メルボルンが開発されるにつれ、政府売却土地(クラウンランド)は分割され、さらに再分割された。
ホドルのグリッド配置図には、リトルストリートよりも小さな私道であるレーンやアレイの名前は見当たらないが、土地の分割が進んだ1850年頃には、CBDの大きなブロック地区には発生していた。レーンもリトルストリートと同様に、業者や店舗の物資輸送、工場、作業所、倉庫、排泄物や廃棄物の輸送などの都市機能の重要な部分を担った。多くの個人所有や中小企業の建築物は、リトル通りやレーンに沿って建設された。1856年には、80のレーンの名前があり、1895年には158が出来た。


  112の道路、私道がメルボルンCBDに出現した。通行上の問題が増加しリトルコリンズとリトルフリンダースは、クイーン通りとスワンストン通りの間は、西向きの一方通行とした。徐々に他の部分にも適用され、リトルバーク通り、リトルロンズデールにも適用された。フリンダースレーンがリトルフリンダースストリートに変わって使われるようになり、1848年に市当局によって正式な名前となった。

 リトルコリンズ通りのウィリアム通りとクイーン通りの間は、長年、チャンセリーレーン(Chancery Lane)として知られてきた。バーク通りの同じ部分は、裁判所通り(Law Courts Place)と呼ばれた。その他、郵便局通り(Post Office Place)、ゴードンプレイス、ミントプレイス、ロンズデール・プレイスなどがあったが、1964年の市当局の決定により使用されなくなった。
売春街として有名なリトルロン、ステファンストリートは1888年に万博が開催された際に、エキジビジョン通りに改名された。

 倉庫、軽工業の工場、作業場、馬と馬車を置く厩舎、部品類、小物類の倉庫兼販売店、家具用倉庫業者、チョコレート菓子、パン屋、果物店
現在は、新進アーティストの作品展示場、芸術家やキュレーターに無償でスペースを貸し出す現代美術ギャラリー。特に映像芸術、ビデオアートその多くはが独自の作品の場として利用し、それがメルボルンの独特の文化となっている。使用料が比較的安い横町には多くの芸術家が集まる。古い建物はビクトリア州遺産に登録されている。

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