ミューチュアルストアビルディング
Mutual Store building
住所：256 Flinders Street
建築：１８９１年
階数：６階
建築家：Reed, Smart and Tappin
建築時期：ビクトリアン
建設様式：Mannerist style
建築目的：商業用途
現在の用途：アパートメント
最初のミューチュアルストアは、１８７２年に設立された。ミューチュアルストアは、当初はヤラ川港用の巨大な港湾倉庫であったが、カタログを見て、手紙で注文するメールオーダーの百貨店へと発展した。競合したのは、近くのボール＆ウェルチ百貨店（Ball
and Welch）であった。１８００年代後半のメルボルンの経済力を象徴する商業ビルである。
2018年11月2日(日）
ミューチュアルストアビルディング
メルボルンで最初のデパートメントストアであった巨大な ミューチュアルストアビルディングは、フリンダース通りとデグレイブス通りの角に建っている。ミューチュアルストア会社は、株主と社員で利益をシェアして経営する独特の経営で１８７２年に設立された。１８９１年に最初の建物が火事によって倒壊したため重大な危機を迎えた。当時のメルボルン最高の建築事務所であったリード、スマート、タッピン事務所が同じ場所に折衷様式であるマンネリスト様式にて新しいビルを建築した。
火災と建築による中断にも関わらず、ミューチュアルストア百貨店は、再建後１年で繁栄を取り戻した。多彩な製品群は、４０ページ以上のカタログを満たした。１９６１年にミューチュアルストア会社は、Peter
Kaye Consolidated会社に吸収され、名前をMutual Stores Holdings Ltd.会社に変更した。３年後に英国ヨークシャーの
Cleckheaton Ltdに吸収され、百貨店は、１９６５年に閉店した。その後、４０年間公共団体のＣＡＥ（Council of Adult
Education）が本部として入居していたが、２０００年代に入り、アパートとなった。
最初のミューチュアルストアは、１８７２年に設立された。ミューチュアルストアは、当初はヤラ川港用の巨大な港湾倉庫であったが、カタログを見て、手紙で注文するメールオーダーの百貨店へと発展した。競合したのは、近くのボール＆ウェルチ百貨店（Ball
and Welch）であった。１８００年代後半のメルボルンの経済力を象徴する商業ビルである。
デグレイブス通りは、この地を最初に購入したウィリアム・デグレイブスに由来している。