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クインズクリフトップ

クインズクリフ−ソレント フェリーサービス

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2012年6月17日(日)
クインズクリフ−ソレント フェリーサービス
Queenscliff -Sorrento Ferry Service
クインズクリフ
バラライン半島 Bellarine Peninsula
ビクトリア Victoria
この場所の地図 Google Map

メルボルン湾(ポートフィリップ湾)の先端のクインズクリフとソレントを約40分で結ぶフェリーがある。両岸を結ぶ住民の足であり、観光用、産業用としても非常に利用価値が高い。

撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF13.0 1/200秒 ISO感度 100 露出補正 太陽光 JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM
2010年12月28日板屋雅博 撮影


クインズクリフは、メルボルン湾(ポートフィリップ湾)の西側にあるバラライン半島の突端にある。人口2000名ほどの小さな町がだが、観光地として有名。中でも対岸のモーニントン半島の突端にあるソレントを結ぶクインズクリフとソレント フェリーの存在のためにクインズクリフの存在を知らないメルボルンっ子はいない。

Queenscliff -Sorrento Ferry Service 

バラライン半島

モーニントン半島



自動車も運べる定期フェリーボートの建設は、1950年頃から両岸の経済界や住民から強い要望があった。
1983年に両岸の地元自治体、経済界、旅行業界、個人などにより半島海洋運輸会社(Peninsula Searoad Transport Ltd)が作られ、近代的な定期自動車フェリー開設の準備が始まった。1985年には、州政府の環境計画大臣から運営許可証を入手。
ペニンシュラ・プリンセス号がシドニー郊外のニューカッスルで竣工した。
実際の運行は、1993年12月に開始された。1993年には、2倍の大きさのクインズクリフ号が竣工。
その後、乗客数が増え続けた為、新鋭船ソレント号が、タスマニア州ロンセストン市のサザンマリタイム社で2001年に竣工した。
ソレント号とクインズクリフ号は、同時に各港を出港し、、毎日24回のスケジュールで運行されている。

 クインズクリフ港を出港してからソレント港へ到着するまでの見どころ。

1.クインズクリフ港
2.クインズクリフ灯台
1863年建設。メルボルン市内のマリビノン川周辺で取れた黒色のブルーストーンを使用している。一度もペンキを塗られたことがなくオーストラリアで唯一の黒色の灯台。
3.ロンズデール岬 (ポイントロンズデール) メルボルン湾の突端にあるクインズクリフの隣町。ポイントロンズデール灯台がある。第二次世界大戦に参戦した軍人の墓がある。
4.ザ・リップ 割れ目
メルボルン湾(ポートフィリップ湾)がバス海峡へ開いている唯一の開口部。両岸の距離は3.5km。水深が浅いこともあり、航行可能な場所は、わずか300m。ここで難破した船は、20隻。

見どころ

5.ポイントネピアン
モーニントン半島側の最西端の岬。州立公園。1967年12月17日にに当時の連邦政府ハロルド・ホルト首相が行方不明になったことで有名。
6.スワン島
島の西側には、クインズクリフ・ゴルフクラブがあり、中央部と東側には、連邦政府軍の訓練基地がある。クインズクリフヨットクラブのハーバーもある。
7.法王の目 Pope's Eye
メルボルン防衛の為、フランス船やロシア線などの外国船への備えとして建設された人口環礁。1880年代からブルーストーンの巨石を浅瀬に投入して馬蹄形の環礁が作られた。東京湾の台場と同じ目的。クインズクリフ要塞、ネピアン要塞、スワン島要塞なども作られた。現在は、航海用の電子灯台が置かれている。


8.検疫所
1852年に英国リバプールからの移民船Ticonderaga号が到着した際に、疫病で100名が亡くなっていた事件があり、ポイントネピアンに検疫所の開設が決定された。それまでは、エルウッドのポイント・オーモンドに有ったが、湾の入り口に置き換えられた。
9.中国人の帽子(Chinaman's hat) これも軍用の施設であったが、現在は、おっとせいの観測場所や、航行用の電子設備基地となっている。

10.ポートシー モーニントンペニンシュラ側の町

11.南航路灯台 (South Channel Pile Light) 1872年から1874年にかけて建設された灯台。1925年までは灯台守がいた。

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