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阿蘇山 Mount Aso

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2010年11月24日(水)
阿蘇山 Mount Aso
熊本県 Kumamoto Prefecture
日本 Japan
この場所の地図 Google Map

阿蘇五岳の中でも最もユニークな形状を持つ根子岳(1,408m)。高岳(1,592.3m)、中岳(1,506m)、烏帽子岳(1,337.2m)、杵島岳(1,270m)と併せて、阿蘇五岳。阿蘇山は、ランクAに属する活火山。

撮影データ Canon EOS 1D MarkV 絞り優先AE 評価測光 絞りF5.6  1/800秒 ISO感度 100 露出補正 AWB JPG レンズ EF 55-200mm f/4.5-5.6UL USM


 水蒸気を上げる中岳(1,506m)。
世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山。
過去4回の大噴火を繰り返し、最期の大噴火は、9万年前(Aso4)。火砕流は、熊本平野、福岡平野を越えて、山口県地域にまで九州のほぼ半分の地域に及ぶ。
火山灰は、北海道まで日本全域を覆った。
阿蘇五岳を内輪山、カルデラ盆地を挟んで、外輪山が取り巻く。外輪山までが阿蘇山で東西18km、南北25kmの巨大な山。
外輪山で一番の景勝地、大観峰は、大噴火でカルデラが出来る以前の火山活動と、大噴火の際の火砕流でできた堆積物(溶結凝灰岩)。
Aso4の火山灰を遺跡発掘の際に見つければ、9万年前と確定できるので、地層年代の指標とされている。
 
草千里
阿蘇のカルデラは、北海道の屈斜路カルデラに続いて日本では2番目の大きさ。
三番目は、鹿児島県の桜島の北にある姶良カルデラ。
世界最大は、インドネシアのトバカルデラ(長軸約100km×短軸約30kmの楕円形)。
世界の巨大なカルデラは、内部に湖が出来たり、海の一部となったりと数万年の単位で侵食されてカルデラに見えないものが多い。阿蘇山は、カルデラの大きさや迫力を感じることが出来る点が素晴らしい。



阿蘇山の内輪山、外輪山は火砕流で出来ており、大きな樹木は育たない地域が多い。従って

 米塚
火砕流で出来た100mほどの小山。
非常に整った姿が美しい。
阿蘇の多くの山の中で、一番新しく、約1000年前に形成された。
地下のマグマには、亜硫酸ガスなどの気体が含まれており、マグマが地表に近くまで上がってくると気体が気泡となり、それが浮力を持ちマグマを押し上げて地表に飛び出してくる。そうやってマグマ山が出来るが、米塚の場合、うまくバランスが合って現在のきれいな姿が形成された。



 カルデラ地域
阿蘇は、小国、中阿蘇、南阿蘇に分けられる。

小国郷地域
杖立温泉、宮原、わいた温泉、黒川温泉、市原、田の原・小田温泉、そば街道

中阿蘇地域
内牧温泉、宮地、坊中黒川、阿蘇山上、乙姫、波野、産山

南阿蘇地域
高森、色見、白水、久木野、長陽、西原、蘇陽



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