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ケンブリッジテラス CAMBRIDGE TERRACE

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建築史 1860‐69


2019年9月28日(土)
CAMBRIDGE TERRACE
NORTH, Yarra City
カールトン Carlton
メルボルン Melbourne
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レンガ製造会社社長の英国ケンブリッジ出身のチャールズ・コールソンが賃貸用の為に建設したテラスで自分の出身地の名前をテラスに名付けた。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU絞り優先優先AE 評価測光 絞り 9.0 1/250秒 ISO感度200 露出補正 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2019年1月14日 10:32


1867年から1885年にかけて、チャールズ・コールソン(Charles Coulson)がケンブリッジ・テラスを段階的に建築した。コールソン家で所有したが、1895年まにメトロ・ビルディング・ソサエティ(Metro Building Society)が購入した。チャールズ・コールソンは、ウェスト・ブランズウィックのアルバート通りのレンガ製造業者であった。カールトンでレンガの製造を行っていた。

その後、1920年代にパールソンファミリー(Pearson Family)が購入して1940年代までケンブリッジ・テラスを所有した。その後、近年までケンブリッジ・テラスは、多くの所有者や賃貸人が入居した。

コールソンは、1880年代にドラモンド通りで建築用ヤードと店舗を所有していた。ドラモンド通りの裏手には5部屋のレンガ作りの家屋を所有して、居住していた。




  チャールズ・コールソンは、英国イングランド、ケンブリッジのサセックス(Sussex)通りで1832年に生また。家業は、パン屋であった。1856年、23歳の時にマリー・アン・ホア(Mary-Anne Hore)と結婚して、同年にオーストラリアに移住してきた。コールソンは、故郷のケンブリッジの名前を自分のテラスに名付けた。



 テラスは、2階建てで6個が並ぶ、アパートである。赤レンガを主要建材として窓や玄関などの開口部には、クリーム色のレンガを装飾用に使用している。屋根部分の特徴は、連続した欄干(parapet、パラペット)と前面ファサードにある上質のクリーム色の帯( cornice:壁または柱で支えられた水平材)と後輩面には湾曲した欄干とレンガによる細かな装飾(detailing)が施されている。
テラスの各ユニットの横幅は狭くシングルルームの大きさで裏手に小さな囲まれた庭が備わっている。テラスユニットのふたつは、トイレが外部にある構造である。独特の構造をしている北部ドラモンド通りの重要なランドマークである。



ケンブリッジテラス 
CAMBRIDGE TERRACE
557-567 DRUMMOND STREET CARLTON
建築:チャールズ・コールソン(Charles Coulson)
建築年:1867年から1885年

VHD


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