シティ案内

今日の一枚へ

パークビル

メルボルンロイヤルパーク動物園駅 Royal Park Zoo Station

メルボルン百景トップ

2013年1月8日(火)
メルボルンロイヤルパーク動物園駅
Royal Park Zoo Station
パークビル Parkville
メルボルン
この場所の地図 Google Map

ロイヤルパーク動物園駅は、鉄道アップフィールド線の駅でゾーン1に属するメルボルンの近郊駅。サザンクロス駅から4つ目、ノースメルボルン駅、マッコーレイ駅、フレミントンブリッジ駅の次の駅。

撮影データ Canon EOS5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞り10.0 1/200秒 ISO感度 100 露出補正 -2/3 太陽光 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8 USM
2010年12月29日 14時08分板屋雅博撮影

 ロイヤルパーク公園の真ん中に駅があり、メルボルン動物園にも歩いて5分と至近駅である。ロイヤルパーク駅は、1884年にコバーグへ向かう路線の駅として路線の開通と同時に出来た。当時の鉄道は、電化の前でもちろん蒸気機関車が走っていた。当初は動物園の東側を通る計画であったが、公園の環境破壊との批判が出たために、西側ルートに変更された。開業当時の駅舎は、駅員の小屋とシグナルなどの簡素な構造であった、

  1888年にロイヤルパーク駅は、かつて存在した内環状線(Inner Circle Line)の基幹駅となった。内環状線は、パークビルーカールトンノース、フィッツロイノースーフィッツロイ、ラッシャル(Rasshall)を結ぶ路線であった。この路線が存在した大きな理由は、フリンダース駅とサザンクロス駅(当時はスペンサー駅)が長い間、直結していなかったからである。フリンダース通りには、様々な困難な問題があり当時の技術では解決できなかった。

メルボルン動物園の入り口

 プリンセスブリッジ橋駅(現在のフェデレーションスクエアの場所にあり、後にフリンダース駅に吸収)からは、ハーストブリッジ線とエッピング線や東部、南部方面への路線が走っていた。サザンクロス駅からは、アップフィールド線、クレイギーバーン線や西部方面の路線が走っていた。例えばメルボルン南部の人が西部へ行く場合、いったんフリンダース駅で降りて、トラムでサザンクロス駅へ行って、そこから再度、列車に乗ると云う不便さであった。
内環状線を経由すれば、少なくとも列車を乗りついて、両地区の人々は行き来できた。メルボルンを経由せずに行く訳であり、時間もかかる非常に不便な回り道であった。

メルボルン動物園の入園口

プリンセスブリッジ駅

 メルボルン動物園は、1862年に開園したオーストラリアで最も古い動物園。それ以前は、シティの植物園の一部で動物が飼育されていた。移民開始当初は、動物は欧州からの長旅で疲れた家畜を癒すための施設として建設された。1870年代になってサーカスなどの大衆芸、見世物用として多くの観客をひきつけたのがメルボルンの動物園の始まりであった。


チケット売り場

このページのトップへ

inserted by FC2 system