2011年12月17日(土)
マネーオーダーオフィス Money Order Office リトルバーク通り Lttle Bourke Street メルボルン Melbourne
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マイヤーデパートとGPOの隣にひっそりと建つマネーオーダーオフィスビル。
エリザベス通りからGPO、マイヤーへ向かう人の流れで無視されがちだが、美しいこのビルに目を向けてみたい。
撮影データ Canon EOS 5D MarkUシャッター速度優先AE 評価測光 絞りF9.0 1/80秒
ISO感度 100 露出補正 -1 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM 撮影:板屋雅博
メルボルンの建築物 1890−1899
送金銀行 Former Money Order Post Office and Savings Bank
住所:318-320 Little Bourke Street
建築年:1890
建築期:ビクトリアン
建築様式:フリークラシカル
設計:ピーターカー Peter Kerr
植民地政府公共建設局
ピーターカーの主な作品
ビクトリア州議会議事堂の内装
移民博物館 Immigration Museum
また7ピーターカーの息子のH.J. Kerrもマネーオーダーオフィスの設計にかかわっている。
マネーオーダーオフィスは、隣のGPO中央銀行の付属の建物として1890年に建てられた。ゴールドラッシュ以降、メルボルンが急速に膨張.し、GPOの業務量もそれにつれて急速に拡大していった。マネーオーダーオフィスは、GPOの業務を分担するために作られた。マネーオーダーとは、郵便為替のことで、英国本国や世界中から移民してきた国々への送金の為に欠かせない機能であった。預金銀行の機能もあり、当時のメルボルンっ子に取って、使用頻度が高い便利な事務所であったと思われる。
James H Sutherland建築事務所によって19000ポンドの費用で建てられた。
西側のファサード
送金&預金銀行としての機能は、オーストラリア連邦創立後の1917年まで続いた。その後、州政府の役所として使われた。
1921年から1932年までは戦争博物館としても使われた。JB ChifleyやRG
Menziesの二人の連邦政府首相の事務所としても使われた。政府関係の事務所は、1970年代に退去している。
表面のファサードのデザインは、隣接するGPOの新館に合わせて設計されたもの。
GPO新館も同じピーターカーの設計。
建物は、送金&貯蓄銀行という役目の為にかなり頑丈に作られている。
基本は、強化レンガ作り。正面のファサードと西側のファサードに使用されている。
内部の各フロアは、鋳鉄製の柱によって支えられている。近代的な防火構造が取り入れられている。木材を使ったフロアもコンクリートの上に設置してある。
寄棟屋根は、材木と錬鉄を束ねたフレームで補強している。
西側のファサード
ウォーキングメルボルン
Victorian Heritage Register (VHR) Number H0623
Heritage Overlay Number
HO697
正面のファサードから入ると現在は、ホテルになっている。値段も安くキッチン付き。
BreakFree Heritage on Little Bourke
西側のファサード側は、下記のレストランになっている、
Money Order Office レストラン
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