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2009年1月16日(金) ふたつの警察本部ビル Former Police Headquarter Buildings ラッセル通り Russel Street メルボルン Melbourne この場所の地図 Google Map 今日のメルボルンもすっきりしない天気でした。一応は晴れていましたが、風が不規則に強く吹いていました。気温も22度ほどで風のために寒く感じました。 昨年の今日 2008年1月15日(シーシェパード) Canon EOS 40D シャッター速度 1/500 秒 絞り F5.0 太陽光 評価測光 ISO感度 100 画質圧縮率 RAW レンズ:EF24-70mm f/2.8L USM 今日の為替:1豪州$=61.08円 旧警察本部ビル Police Headquarter 住所:336-376 Russell Street 建設:1940−1943年 建築期:Forties建築様式:アールデコ(Art Deco) 設計:Percy Everett メルボルンには、アールデコ期の建築物は、たくさんありますが、主に1930年代の建築物がほとんどです。警察本部ビルは、第二次世界大戦の直前に建築されており、価値が高いものです。当時では最も高いビルで、アールデコ期の傑作、NYのエンパイアステートビルなどの摩天楼建築(Skyscraper)形式をモデルとしています。メルボルンの東北側には当時、高層ビルがほとんどなくメルボルンで最も高いこのビルは、メルボルン中から見ることができました。警察本部ビルは、当時の厳しい体制の象徴とも云えるビルです。 ビルの屋上のタワーは、ラジオ送受信用のもので、戦時体制が緊迫するなかで軍事目的も含まれています。 メルボルンは、第二次世界大戦では、臨時政府内閣が置かれていたのもこのビルに巨費を投じた理由のひとつです。 Walking Melbourne 昔の警察本部画像 旧警察本部ビル旧警察本部ビル Police Headquarter 住所:376 Russell Street 376 Russell Street, corner Mackenzie Street 建設:1888−1889年 建築期:ビクトリアン 建築様式:第二帝国様式(Second Empire) 設計:Unknown このビルは、更にひとつ前の警察本部ビルです。 屋上の傾斜屋根(Mansard Roof)やその上部の鋳物製飾りなど1800年代のメルボルンに流行した第二帝国様式であることがわかります。建設当時は、ベランダを持っていましたが、警察本部にそぐわないことなどで造り変えられています。 ふたつの警察本部ビルのラッセル通りを隔てて対面には、旧メルボルン監獄(Goel)と旧裁判所があります。 メルボルンの建設時代には、メルボルンの北東のはずれであったこの場所に、政府の下部機構を置いて、司法の要にするというビクトリア植民地政府の考え方が理解できます。 ラッセル通りトップ このページのトップに戻る