
2008年2月1日(金)
コランガマイト湖 Lake Corangamite
レッドロック休火山公園 Red Rock Volcanic Reserve コーラック Colac
プリンセスハイウェイ Princes Highway A1 グレートオーシャンロード Great
Ocean Road ビクトリア Victoria
この場所の地図 Google Map
今週は、若干の雨と曇りの連続でしたが、漸く今日から晴れてきました。朝は、15度ほどで上着が必要なほどです。昼過ぎでやっと25度程度、快適又は若干寒い天候です。
昨年の今日2007年2月1日(キャプテンクックの生家)
レッドロック火山噴火口あと。数万年前の噴火で形成された火山です。
コランガマイト湖は、オーストラリア最大の塩湖です。全州150kmと琵琶湖の半分ほどの大きさです。メルボルンから西へ150kmのコーラックから車で30分ほどの場所にあります。この地域は、ラムサール国際条約に登録された100個ほどの湖沼群から成っています。トップ画像は、レッドロック休火山です。
1950年以前は、コランガマイト湖の水量が多く、湖を溢れて他の湖と合体して現在の何倍もの広さの湖を形成していたこともあります。しかし現在は、水量が減っていて湖と呼べる場所は、非常に小さくなっています。
南北方向には、30kmの距離があります。この地域は、魚介類も豊富で、野鳥の楽園と云われていました。しかし現在は、湖の水量が減ってしまい、魚の量も激減し、それに伴い野鳥の数も大幅に減っています。このまま旱魃が続くと湖が無くなってしまう危険性があります。干上がってしまった塩湖は、当然、塩害があるので、農地としては使えません。特殊なタイプの牧草しか生えないので放牧にも向きません。塩が表面に出たままの広大な土地が残るのです。このような塩湖は豪州のあちこちに見ることが出来ます。
コランガマイト湖水道局
この土地には、ひとつの話があります。かのウィリアムバックレー(William
Buckley)がこの地に隠れ住んだというのです。
ポートアーリントン参照
囚人ウィリアムバックレーは、1803年に英国の調査船から逃げ出し、1835年のジョンバットマンの移住団に見つかるまで32年間、アボリジニと共に生活していました。アボリジニたちは、毎年、白鳥などの鳥の繁殖の頃にコランガマイト湖にやってきて、湖の近くに小屋を白鳥、その卵などを捕獲していました。湖沼群は、アボリジニの諸部族にとっても重要な場所であったのです。
コランガマイト湖から北西へ100kmほどでグランピアンの山々があります。昔はグランピアン方面からの水量も豊富でしたが、現在は流入する川の水量も減っています。
グレートオーシャンロード
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