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イエーリングステーション Yeling Station

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2007年4月15日(日) 11時00分(今日の一枚へ戻る
イエーリングステーションワイナリー
Yeling Station Winery 
ヤラバレー Yarra Valley
Melbourne Melway 275−B5
この場所の地図 Google地図

今日は、雲は多かったものの、風もなく良い天気で気温も25度ほどに上がり、日なたではTシャツで十分な陽気でした。
屋外で食事やカフェを楽しむのが大好きなメルボルンっ子にとってはたいへん良い休日となりました。

2階のカフェレストラン 『Matt's Bar』

ヤラバレーは、メルボルンから60km東へ行ったところにあります。美しい高原の景色の中に点在するワイナリーや付属のレストラン、カフェなどを楽しみににメルボルンから日帰りで行けるの最大の観光地と言えます。ヤラバレーは、半径10kmほどの地区に、50以上のワイナリーがあります。ヤラバレーから更に東へ進むとメルボルンの水源地であるヤラレンジズ(Yarra Ranges)があります。ヤラバレーは、比較的寒冷な気候の為に、白ワインではシャドネー(Chardonnay)、赤ワインではピノノワール(Pinot Noir)が有名です。

Yarra Valley Pages

Visit Victoria

National Wine Centre

 イェーリングステーションは、ビクトリア州最古のワイナリーです。
1835年のメルボルン設立から2年後の1837年、NSW州モナロ(Monaro)からDonald Ryrie, James Ryrieの英国人(スコットランド)兄弟が250頭の牛を引き連れて、ヤラバレーのイェーリングに住みつきました。イェーリングとはアボリジニのこの地区をさす名称です。NSW州から持ってきた白ワイン種苗木の『the Black Cluster of Hamburg 』を植えたのが、ヤラバレーのワイナリーのスタートです。Ryrie兄弟が、皮肉を込めて使ったワインのブランド名、シャトーイエーリング(Chateau Yering)がビクトリア州の最初のワインのブランド名となりました。

Chateau Yering公式Web

Yering Station公式Web

Yarra Valley Diary

 イェーリングステーションのCeller Door(試飲コーナー)。陽気なお兄さん、お姉さんです。
その後、Ryrie兄弟は、シドニーへ戻りました。De CastellaとDe Puryというふたりのスイス人がRyrie兄弟から土地を購入しました。彼らはYeringbergとSt Hubert'sというワイナリーを作っています。この3つのブランドは、1861年、1889年のフランス パリの国際ワイン大会で、金賞を受賞しています。Yeringは、グランプリを受賞しています。南半球では初めての快挙です。1850年以降、ヤラバレーには、多くのスイス人が移住してきて、ヤラバレーのワイン産業に大きな貢献をしています。ビクトリア州の初代総督ラトローブ(Charles La Trobe)がスイス人であり、特に奥さんのSophieの出身地Neuchatelからの移民が多数を占めています。
Google Map (左の倍率を上げると良く見えます。)


 イェーリングステーションの新館のレストラン、見学コーナー。芝生がきれいで、ヤラバレーの全体が良く見渡せます。

しかし1890年頃からの豪州の不況や、ワインの木への病気によりヤラバレーがほぼ全滅するという事態になりヤラバレーのワインは壊滅的な危機を迎えました。
ワインの生産は、激減し多くのワイナリーは閉鎖されました。ヤラバレーが復活してきたのは、1960年代の事です。ワインへの研究が盛んになり、おいしいワインが生産されるようになり豪州全体の消費量、輸出量が大幅に増えました。また観光地としても注目されています。
38 Melba Hwy Yarra Glen 3775
Victoria, Australia
TEL:03-9730-0100

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