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< 春の花 La Trobe大学の郊外>

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2006年10月3日(火)へ
8時15分
春の花
La Trobe大学の郊外
Maclaud West
Melway 20−A8

毎日、快晴が続き、気温も上がってきました。
メルボルン郊外のLa Trobe大学の近くの住宅街です。晴れていると春というより夏の気候に近いのですが、直ぐに真冬並に寒くなるのはやはりメルボルンです。

まずは『Diosma』です。手前側に小さく白くたくさん咲いている花です。左側は、桜です。

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昨日までの画像
↓この下に追加画像があります。

通称『アラマンダ』Allamander
『Allamander Cathartica』
手前の黄色い花です。
8月16日に満開の桜を撮影しましたが、その近くの住宅街です。
築20年前後の家が立ち並ぶ、平均的な中産階級の住宅街です。昔は、数百万円程度で買えたのですが、この10年ほどずっと住宅の値上がりが続いており現在では2000万円ほどを推定します。電車でメルボルンの中央駅フリンダース駅からは30分なんですが、この界隈は、メルボルンにとってはかなりの郊外になります。当然ですが、中心の方が値段は高くなります。
電車の路線図
Heidelbergからはゾーン2料金になります。ただしチケットを検査にくる監察官は、フリンダース駅とハイデルベルク駅の間を往復しており、ハイデルベルクより先に来たことはありません。ちなみに監察官は、毎日乗っていると3ヶ月に1度くらいのタイミングで遭遇します。非常に厳しいので言い逃れ不可能です。

通称『ブルーサファイア』Blue Saphire
Ceanothus Blue Saphire
名前がいいですね。

La Trobe大学は、メルボルンから北東へ10kmほど行ったところにあります。
列車( Met Link)では、Hurstbridge線になります。
Heidelbergという比較的大きな駅があり、そこから更に2つ目の駅がこのMaclaud駅です。この住宅街は、Maclaud駅とLa Trobe大学の中間になります。

East Daisy『イーストデイジー』East Daisy
実際は、少し青味がかっています。

メルボルンの人は、住宅を非常に大切にしますので、滅多に建替えはしません。大切に使いながら資産価値を増やして中古住宅として値段を高めて販売するのです。逆には一生住むという感覚も少なく、資産価値が上がったら販売するのです。そして自分達は、収入、家族構成、年代などその時期に合った生活スタイルに合わせて引越しを繰り返します。もちろん同じ家に長く住む人も当然います。人によっては数年毎に引越しを繰り返します。豪州は、固定資産税に当るものはありません。
豪州では子ども達は、大学生になればほとんどが家を離れて自立します。大学生になっても自宅から通う例ももちろんありますが、少数派です。もうおとなと見なされるのです。

native hybiscus通称『ネイティブ ハイビスカス』Native Hibiscus
Native Hibiscus Alyogne huegelii
この花もきれいですし、いい名前です。

の界隈の住宅街は、隣の家との境界線に壁や塀がありません。
新しい建売の住宅街では壁や塀も良く見かけます。この20年のうちにご近所に対する意識が変化してきたのでしょう。白人以外の移民が増えてきたためもあるのでしょう。
1850年代から住む最初の頃の主にイギリスを中心とした移民は、大規模な土地所有が出来た為もあり、かなりの郊外へと広がっていきました。当然、産業は、農業、酪農などです。ところがゴールドラッシュを境にして同じヨーロッパでもイタリア、ギリシャなどの南欧系の移民は、メルボルンの直ぐ北の地域(フィッツロイ、カールトン、リッチモンド、コリンウッド)などの地域に住み着きました。膨張する人口をまかなうに必要な工場労働者となったのです。

Echuca『エチウム パープル』
Echium Purple

更にアジア人、アフリカ人、アラブ人などの非白人は住むのに便利で差別も比較的少ない都心部周辺に多く住むようになりました。従って郊外の比較的立派な中産階級が多く住む街にはあまり非白人系の移民は住んでいませんでした。ところが最近は、非白人系の移民も裕福になってきて住宅が求めやすい郊外にも住むようになってきています。特に大学都市などは外国人留学生も数多く住んでいます。


石楠花『石楠花』Rohododenron
奥の赤く大きな花です。
手前はDiosmaです。

豪州の大学は、完全にビジネスとして外国人留学生を積極的に受け入れています。豪州市民の子供は、奨学金など何らかの優遇措置が受けられます。しかし留学生は優遇措置が受けられないために2倍から4倍の高額の授業料を支払っています。日本、韓国に限らず、シンガポール、タイ、ベトナム、中国本土などに広くPR活動をしてお金持ちの子女を多く受け入れています。豪州がアジアではNZを除き唯一の英語国家であることや、政治経済が安定していること治安が良いことなどで留学生の家族の同意が得られやすいことが最大のポイントです。
今後、豪州の英語教育ビジネスは益々繁栄することでしょう。ただしテロ活動などが起こらなければという条件付きですが。

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