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セントキルダシーバス St Kilda Sea Baths

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2008年12月9日(火)
セントキルダシーバス St Kilda Sea Baths
セントキルダ St Kilda
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

午前中は、まずまずの天候でしたが、午後からは曇ってきて夕方からは雨が降り出しました。気温は、15度前後で、まだ冬へと逆戻りのメルボルンです。

昨年の今日 2007年12月9日(トイラン

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今日の為替レート:1A$=60.93円 

  セントキルダには、ルナパーク、パレス劇場、ザエスピーと特徴的な建築物がたくさんあります。その中でもセントキルダシーバスは、規模の大きさではルナパークに次ぐ広さを誇るセントキルダのランドマークです。

セントキルダシーバスは、現在では陸上の建物のみが残っています。シーバスの特徴は、海の中を建築物で仕切っていた点にあります。セントキルダシーバスは、1858年にこの場所に建てられました。1851年に金鉱山が発見され、メルボルンの都市化は急速に進み、多くの資産家、中産階級が生まれました。メルボルンから一番近い行楽地としてセントキルダの海岸に多くの人が週末などに訪れました。

スイミング公式Web

シーバス公式Web

ソウルママ


  1700年代の後半の英国のブライトンなどで、健康のために海水浴が流行しました。秋のブライトンビーチ参照。

英国の海水浴ブームがそのままメルボルンに持ち込まれました。
1857年にメルボルンーセントキルダ間に鉄道が敷設されると、多くの観光客が訪れるようになりました。
当時の中流階級以上では、女性が海水浴をするのは好ましくないと思われていました。女性の独立的な地位がそれほど高くなかったこともありますが、もうひとつの理由は、当時の男性は、裸で泳ぐ人が多かったためです。そこで海の中を建築物で仕切って男性の視線から遮るようにしたのがシーバスと呼ばれたこの設備です。当時のセントキルダには、6軒のシーバスの設備がありました。当時のままの設備がブライトンシーバスとして現在も運営されています。

セントキルダシーバスの昔の画像

 奥は、セントキルダプロムナード通りに建つカタニの時計台。日曜市参照。

セントキルダの海水浴ブームが始まる以前の1854年にKenny船長がでセントキルダ海岸に座礁していたナンシー(Nancy)という移民船を購入して住居兼、海水浴船として利用を始めました。同時に女性用の海水浴場所を提供しています。また積極的な広告を展開して多くの客を集めました。このこともセントキルダに人が集まったきっかけいとなっています。

セントキルダシーバスは、1858年にこの場所に建築されました。その後、消失し現在の建物は、1920年代に再建されたものです。

セントキルダ歴史クラブ

 建築年:1929
建築期:Interwar
建築様式:Spanish Mission
建築家:セントキルダ市

Walking Melbourne

セントキルダシーバスの外観
内部には、25mのプールがありますが、海水を引き込んだ現在のシーバスです。

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