シティ案内

今日の一枚へ

Church of All Nations オールネーションズ教会 カールトン

メルボルン百景トップ

ライゴン通りトップ

ジョセフ・リード

メルボルンの教会

建築史1870-79


2019年5月12日(日)
Church of All Nations オールネーションズ教会 
Wesleyan Methodist Church
カールトン Carlton
メルボルン Melbourne
この場所の地図

カールトンのドラモンド通りの突き当たりの場所に独特の外観を持つ教会がある。オールネーションズ教会でメルボルン建築界の大御所ジョセフ・リードの設計である。リードは、ゴシック様式が得意であるが、施主の要望でロマネスクでの設計となった。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU絞り優先優先AE 評価測光 絞り 9.0 1/250秒 ISO感度200 露出補正 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2019年1月14日 10:32

オールネーションズ教会は、以前はウェスウェラン・メソジスト教会(Wesleyan Methodist Church)と呼ばれていて、最初の礼拝は1870年3月6日に行われた。設計は、ジョセフリード(Joseph Reed )で当時はリード&バーンズ設計事務所(Reed & Barnes)でロマネスク様式で設計されている。建物の外壁はブルースートンで覆われている。
建築請負は、ジョン・ピジョン(Johns Pidgon)が建築を請け負った。当初は、小さな多色レンガ製チャペルであったが、集会の規模が大きくなり、大型の教会が必要になった。教会は、建設の為に300ポンドを準備した。


 ジョセ・フリードは、St Jude's,、Congregational Church、Church of the Sacred Hearなどカールトンの多くの主要教会をゴシック様式で設計しているが、ウェスウェラン教会では2度の挫折があった。1857年の最初の設計は、評決で否決されった。
ウェスウェラン教会の建築基準が発表され、建物の様式をローマンゴシック様式から、ノルマン・ロマネスクに変更された。予算上の制約から教会の中央部は、簡略化されタワー部分や周辺のバルコニーは建設されなかった。ウェスウェラン教会は、豪州の建築界では、ノルマン・ロマネスク様式の中では重要な建築例となっている。




 オールネーションズ教会は、ほとんどをブルーストーン石材をフリーストーン装飾で覆われている。外観には多くの建築技術が使われている。正面から見ると、ポーチと右側のタワーを保護するように3つのロマネスク式アーチに直面する。小さな丸い窓と半円形のアーチのデザインが繰り返し、建物全体を囲んでいる。詳細な点では、正面の部分には当初の建築の後で、符号が付け加えられている。側面の窓のふたつは、1870年の建設当初は、入り口であった。建物内部の後ろ側には傍聴室(ギャラリー)がある。当初の設計ではギャラリーは建物の両側にあったが、夏場には非常に暑いことが分かった。後方のギャラリーは1960年代からは多国語翻訳室として使用されており、現在は事務所である。


 

Church of All Nations オールネーションズ教会
ウェスウェラン・メソジスト教会(Wesleyan Methodist Church)
Located on 180 Palmerston Street, Carlton
建築年:1870年
建築:ジョセフ・リード (Joseph Reed )
建築様式:ノルマン・ロマネスク 
Norman Romanesque
建築請負:ジョン・ピジョン(Johns Pidgon)

古いWesleyan Methodist Churchは、オールネーションズ教会の隣に現存している。

VHD   wikiedia


このページのトップへ

inserted by FC2 system