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2006年9月15日(金)へ
18時45分
デュ-クオブウェリントン ホテル
Duke of Wellington Hotel
メルボルンで一番古いホテル
Melbourne's Oldest Hotel
フリンダース通り Flinders Streetとラッセル通り Russel Streetのコーナー
Melway 1B-R9

この界隈はこの10年で大きく変わりました。直ぐ後ろに見えるのは、グランドハイアットホテル(Grand Hyatt Plaza)、右側のビルは、コリンズ101ビル(Collins 101)です。ラッセル通りの向かい側には、Forum Theatreがあります。

今日も良く晴れた一日でしたが、夕方からは冷え込んできました。

昨日までの画像

この交差点の手前には、フェデレーションスクエアがあります。どんどん周りが都市化されていく中で、こんな小さなホテル(宿泊施設は無し)がいまでも大切にされているのです。メルボルンの街の真骨頂と言えるでしょう。
名前のDuke of Wellingtonとはいい名前です。1815年にワーテルローの戦いでナポレオンを破ったイギリスのヒーローです。最初のオーナーに取っては同じ時代に属していたのでしょう。

Duke of Wellington Hotel
146 Flinders Street, Melbourne
Tel. 9650 4984

Melbourne Pub

この店にこのおやじありの名物シェフです。お客さんの数人に、どの料理がおいしいかと聞いてみました。『馬鹿なことを聞くな。ここのシェフが作るものは、みんなうまいぜ。本人に聞いてみな。それに彼はコックじゃないよ。シェフもシェフ。本格的なすごいシェフだ』と回答でした。面白いのは、料理が出来ると館内放送があり、お客が自分で取りに来るシステムです。シェフの前のテーブルには次々においしそうなボリュームたっぷりの料理が並びます。いくつかならんだら、シェフ自ら、館内放送です。直ぐに待ちかねたお客さんが取りに来ます。
値段が安いのも魅力です。
ステーキサンドイッチ&チップス $12
ハンバーガー、卵、チップス $12
マリネした子羊とチップス $14
ハンバーガーとマッシュポテト $12
シュニツエルステーキ $15
チキン $15
子牛の肉 $15
Duke スペシャル ポーターハウスステーキ $25  (500g)

Lounge & Bistro
メルボルンで一番古いホテルです。
メルボルン市のヘリテージビルに登録されています。建設は、1850年(嘉永3年)。酒類販売の許可(Licenced)取得が1853年です。ペリーが浦賀に来航した年です。1851年にメルボルンのゴールドラッシュが始まっています。メルボルンの中心地に立つ当時としては5つ星のトップホテルだったに違いありません。ゴールドラッシュでお金持ちになった人、イギリスからやってきたお金持ち、メルボルンの高級官僚、医者、商人、そういった上流階級がこの店でビールを楽しんだことでしょう。そう思うとますます、この店が気に入ります。
老舗のホテルらしく調度品は古いのですが、落ち着いた伝統を感じさせます。時代にまったく媚びず頑固に伝統を守る。さずがにメルボルンで一番の老舗を誇るだけのことはあります。
こういう普通の夫婦がやってきて静かに食事をするのがこの店です。どこかビクトリアの片田舎にいるような錯覚に陥ります。

Lounge & Bistro
女性だけのグループのたくさんいました。
パブではありますが、落ち着いた感じなので女性だけでも問題ありません。

このホテル(レストランバー)は、古いだけあって作りが複雑に出来ています。
このお嬢さんたちの向こう側が二つ前の写真のシェフのおじさんのキッチンです。
このラウンジ&ビストロコーナーは、かなり広く、いくつかの小部屋に分かれています。昔の本格的なホテルの時代のなごりがあちこちに感じられます。
二階にも部屋がありそうです。壁やドア、暖炉、調度品など全てが年代物です。
いわゆる星がいくつかある高級レストランにはほど遠いのですが、本物の歴史を感じさせるホテル。名物シェフが作るボリュームたっぷりの料理、値段も格安です。これでは文句はありません。


Bar Counterまだ6時頃なので、お客は少なかったのですが、次々にお客が入ってきて、6時半にはいっぱいになりました。
ここでビール、ワインを買って隣の立ち飲みコーナーへ行きます。
バーコーナーにはお客が一杯です。競馬などの賭けが出来る(TAB)ので、真剣に賭けをやっている人、フットボールを見ている人などさまざまです。カウンターの隅に座るおじさんの向こう側にドアがありますが、そこにはボトルショップ(酒屋)となっています。そちらでお酒類を買って飲んでももちろんOKです。メルボルンのシティでは珍しくなったかなり古い形式です。
お酒をかなり安く楽しめます。

こちら側にもバーカウンターがありました。
写真を撮っていると、この酔っ払いのみなさんに質問攻めに会い、最後は記念撮影です。
フラッシュを使わないので、数秒間、じっとしていてもらいます。
この4人は、この店の常連さんです。
だいぶ前からビールを飲んでる様子で、6時というのにかなりの盛り上がりでした。
いかにも仲間たちという雰囲気で良いですね。
質問が多くて話が長くなりなかなか自由に撮影させてくれませんでしたが。

フリンダース通り(Flinders Street)側の入り口。

Duke of Wellington Hotel
1850年建設、1853年Licenced
Melbourne's Oldest Hotel
と書いてあります。

フリンダース通り(Flinders Sreet)ですが、メルボルンの湾、フィリップ湾(Port Phillip)を探検したMatthew Flindersから来ています。
フリンダース通りは、メルボルンシティ(CBD)の南の端となっています。この道の更に南側は線路が走っています。
メルボルンの市内の区画は、設計家ロバートホドル(Robert Hoddle)によってメルボルンが出来た翌年の1836年に設定されました。ホドルグリッド(Hoddle Grid)と言います。
これにより東西は、1マイル(1.6km)に設計されました。主な通りの幅は、1.5チェイン(30m)に設計されています。

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