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ニューポート

ウェストゲイトブリッジ West Gate Bridge

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2008年4月21日(月)
ウェストゲイトブリッジ 
West Gate Bridge
ニューポート公園 Newport Park
ニューポート Newport
メルボルン Melbourne
この場所の地図Google Map 

今朝のメルボルンは、一面の霧でした。霧はメルボルンの冬の名物です。
たいていは数時間で消えますが、今日は昼頃まで残っていました。
午後も曇り気味でしたが、夕方にはきれいに晴れました。
明日も快晴の予報です。

昨年の今日2007年4月21日(ヤラバレードメインシャンドン


 ウェストゲイトブリッジ(2.6km)は、ビクトリア州最大の橋です。
橋の長さから見れば、オーストラリアでは、Hornibrook Bridge(2.8km)のHoughton Highway(2.7km 共にクイーンズランド)に続く3番目の橋ですが、両方とも高さがほとんどない平坦な橋です。高さと距離の面からいうと実質的には、ウェストゲイトブリッジが豪州No1の橋と言えます。
シドニーのハーバーブリッジの約2倍の大きさがあります。
ウェストゲイトブリッジの高さは、58m(Clearance)あります。これは、ドックランドへ向かうコンテナ船が通過できるためです。
ドックランドは、取扱貨物量が豪州で最大の港です。

 メルボルン湾(Port Phillip)の水深が浅く、このままでは巨大化する外洋コンテナ船が入港できなくなる見込みです。
ビクトリア州政府は、欧州の工作船により浚渫を計画していますが、環境団体による反対運動が激しく、なかなか実施できません。

ウェストゲイトブリッジは、メルボルンとビクトリア州第二の都市ジーロン(Geelong)や、メルボルンの西部地区の開発のために作られました。
ウェストゲイトブリッジの向こう側は、フッツクレイの町です。

フッツクレイトップトップ

 ウェストゲイトブリッジは、1968年に建設を開始しています。その2年後の1970年10月15日に大きな事故が発生しています。
橋げた10番と11番の112mの橋梁部分が、建築中に50mの高さから地面に崩落しました。そのため32名の建設労働者が亡くなっています。大半は、橋梁の真下にあった作業用の事務所の中にいて崩落した橋梁の直撃にあったものです。
2000トンの構造物が轟音とともにヤラ川に落下し、大爆発を起こしたような惨状となりました。
調査委員会は、橋の構造設計と建築方法に原因があったと結論づけています。
構造設計を担当したのは、Freeman Fox & Partnersです。同社は、アフリカのビクトリア滝の橋(1905年)やシドニーハーバーブリッジ(1932年)を作った英国の名門建設会社です。

ウェストゲイトブリッジメモリアル

 遠くにウィリアムズタウンが見えます。
ニューポートは、ヤラ川の河口に位置するメルボルンのサバーブです。対岸は、ポートメルボルンです。
ウェストゲイトブリッジは、自転車や人は通れないので、渡し船で渡ります。

ニューポートの渡し舟

ニューポートの町

ウィリアムズタウントップ

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