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エリザベス通り

ペイトンビル Paton Building

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2013年9月1日(日)
ペイトンビル Paton Building
エリザベス通り Elizabeth Street
メルボルン Melbourne
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エリザベス通りに沿ってコリンズ通りからリトルコリンズ通りにかけては、1905年の名建築物が立ち並んでいる。その中で、アールヌーボーの優雅なデザインを持つのがペイトンビル。当時の著名な建築家ナーハム・バーネットの代表作のひとつ。

撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF11.0 1/80秒 ISO感度 400 露出補正 +1/3 太陽光 JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM
2011年2月7日板屋雅博 撮影

ペイトン ビルディング
住所: 115-117 Elizabeth Street
建設:1905年
建築期:エドワーディアン 
建築様式:アールヌーボー、ロマネスク
建築家:Nahum Barnet
建築目的:事務所、現在:事務所

ペイトン ビルディングは、アールヌーボー装飾を持つ、ロマネスク様式の傑作。フレームを持った出窓が特徴的。
この様式は、メルボルンでは短期間の流行であったが、重要な位置を占めている。


Walking Melbourne

ペイトン ビルディングは、1階にショップを持った6階建のレンガ作りで1905年に施主Paton Trustees.社にて建築された。狭い敷地に細長いファサードを持つ。デザイナーのナーハム・バーネットは、1900年代初頭のメルボルンの著名な建築家。また建設後、このビルの最上階ににナーハム・バーネットの事務所が1906年から24年まで入居していた。このこと英国ではアールヌーボー様式の装飾が流行しており、さっそくナーハム・バーネットも取り入れたが、メルボルンではあまり流行しなかった。すなわペイトンビルは、メルボルンのアールヌーボー様式の代表的な例と云え、先進的な感覚を持つナーハム・バーネットの傑作。外観は建設当時のままで内装は若干、変更が加えられている。



 ペイトンビルからコリンズ通りにかけては、同じ1900年代初頭の建築物が5棟ほど残っている。

ペイトンビル(115-117 Elizabeth )の左隣は、107-113。First land sale Block 13, Allotment 9, John High. 1839 - two buildings. 1860 - current building constructed. 1877 - two two-storey buildings, two shops, pawnbroker; jeweller; Ironmongers. 1905 - one shop, G Robertson, Bookseller. 1905年に建築
その隣の105番地。First land sale 1837, Allotment 8, Block 13, Thomas Brown. 1855 - building on site. 1877 - two-storey building, W Dean, Oil & Colour Merchant. 1888 - two and onestorey building, W Dean, House Decorator. 1905 -five and sixstorey building, McIntyre Bros, Tea Merchants  こちらも1905年に建築。
ほtんど同じ高さを持っており、1905年にこの一角が建築コンペを行って建てられたことが判る。

Nahum Barnetの作品(メルボルン百景)
ジョージズ デパートメントストアー(1913)
アルストンコーナービル (1913年)
バーネット・グラスの倉庫(1905)
中国国民党メルボルン本部(1903)
オーストラルビルディング(1890)
Her Majesty's Theatre(1886)


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